女性は男性に比べて、ホルモンの変化が激しいです。

身体の機能上、ホルモンの変化が周期的に起こるので、あなたが望まなくても気分が落ちこんだりイライラしたり甘いものが食べたくなったりします。

ホルモンによってあなたがイライラしたりクッキーやケーキを食べたくなったりしたときには、運動が役に立ちます。

実際、身体を動かすことで得られるものは、脂肪が減るとか筋肉がつくといった物理的なものをはるかに超えています。

運動すると「エンドルフィン」が放出され、(たとえあなたが望まなくても)気分を良くしてくれます。

また、汗をかいたり血行が良くなったりすることで、運動後は肌に若々しいツヤが出ます。

老化現象を完全に止めることはできませんが、筋肉をつけることは老化に抗(あらが)うのに役立ち、年をとっても体調を維持・向上させることができます。

ほとんどの人がこうした効果を少なくとも一度は実感したことがあるはずなのに、なぜ多くの女性が運動する気になれないのでしょうか?

その答えを、女性であり陸上の元オリンピック選手でもあるSamantha Claytonが教えてくれています。

この記事では、女性アスリートである彼女の体験と考えを共有したいと思います。

女性がなかなか運動する気になれない理由

「私はホルモンの変化の波乱を経験した女性として、健康でアクティブな生活を送ることが『女性である』というジェットコースターをうまく乗りこなす方法だということを学びました。

女性がなかなか運動する気になれない場合、それは毎月のサイクルによるホルモンの変化とエネルギー不足が原因だと私は考えています。

私たち女性は、それを各々いろいろな形で経験します。しかし、膨れ上がるようなイライラする気分は、私たち全員に共通するごく当たり前のことのように思います。

定期的なエクササイズの習慣を身につけることは、私に救いをもたらしました。気分を盛り上げ、保水(細胞間の水分が過剰にあること)を減らし、エネルギーレベルを上げるのに役立ちました」

― Samantha Clayton

Samantha Claytonは、月経前であっても妊娠後のホルモン変化の時期であっても、また閉経前や完全閉経期であっても運動することを勧めています。

次に、対処法をいくつかお話しします。

4つの対処法

1. 毎日運動する習慣を持つ

毎日最低でも30分は運動してください。つらく苦しいトレーニングである必要はありません。あなたが楽しみながらできる好きな運動やエクササイズをしてください。

毎日同じ時間に運動することで、気分が良くなり、達成感を味わうことができます。

僕は毎朝かならず一時間以上運動するようにしているのですが、その習慣を持ってから気分や生活のリズムが以前とは比べものにならないほど安定するようになりました。

とくに、あなたがコントロールできない身体的な変化が起こっているときは、別のなにかによって「自分をコントロールできている」と感じることが不可欠です。

毎日運動する習慣を持つことは、「自分をコントロールできている」という感覚を得るための最高の方法です。

2. 歩く

歩くことの力を過小評価しないでください。ウォーキングはあらゆる年齢の人に適した、優れた有酸素運動です。

坂や丘を登ることに挑戦してもいいし、脚や肺を強化するために途中で走るのもいいです。

身体が火照(ほて)っているときに強度の高いトレーニングをすると体調を悪化させる恐れがあるため、その場合は強度の低い運動が最適です。

3. 友だちと一緒に運動する

友人と一緒にエクササイズをしたり、パーソナルトレーニングやフィットネスクラスに通ったりすることを検討してください。

女性は、一人でなにかをするよりも他の人と一緒にするのを好む傾向にあります。もしあなたがそういうタイプなら、周りにサポートシステムを築くことは良い方法です。

また、運動のために誰かと会うことで生じる責任感は、運動を習慣化させるのに役立ちます。

4. 健康的な軽食を用意する

あなたにも、無性にアイスクリームが食べたくなったりポテトチップスが食べたくなったりファストフード店のハンバーガーが食べたくなるときがあるでしょう。

しかしそれを実行すると、体調が悪化し、余分な脂肪が増える可能性が高まります。

「周期的なホルモンの変化によって身体に悪いものを食べたり自己嫌悪に陥(おちい)ったりすることは多くの女性が経験していることであり、また避けられないと感じてしまうことでもあります。

私のなかの専門家は、健康に良くないすべてのカロリーは避け、栄養価の高い軽食だけを食べるように言ってきますが、私のなかの本当の女性は『バランスを取りなさい』と言います。

私は健康的な果物や野菜、タンパク質で身体を満たそうとします。また、水分補給もちゃんとします。

しかし、それでも本当に甘くておいしいお菓子を渇望しているときは、自分を少し甘やかします。

そのときの私は満足感を得るために少量しか必要とせず、完全に食べ過ぎることはありません」

― Samantha Clayton

まとめ

最後に、Samantha Claytonからのメッセージを紹介します。

「私は、困難で予測不能なホルモンサイクル、不妊症との闘い、妊娠と妊娠後のホルモンの変化、そしてホルモンが同期しなくなった大きな手術など、多くの経験をしてきました。

しかし、栄養と運動に対する安定的で一貫したアプローチによって、体組成と健康を維持することができました。

私は、あなたが人生を健康でアクティブに歩んでいけるよう願っています」

― Samantha Clayton