「アクティブなライフスタイル」についての誤解と本当の意味

このブログではアクティブなライフスタイルを送ることを勧めていて、そのための方法を(さまざまな角度から)お伝えしています。

しかし、「アクティブなライフスタイル」という言葉を聞くと、たまに恐怖感や忌避感を抱く人がいるようです。

恐怖を抱くまではいかなくとも、「アスリート並みにハードなトレーニングをしたり毎日何時間も運動したりすることがアクティブなライフスタイルを送ることだ」という誤解を持っているかもしれません。

もしくは、スカイダイビングやエクストリームスポーツなどの極端なスポーツを想像する人もいるでしょう。

また、アクティブなライフスタイルを送るためには痩せていたり割れた腹筋を持っていなければならないと考える人もいます。

これらの誤解の原因は、「アクティブなライフスタイル」という言葉が、曖昧(あいまい)で人によってさまざまな捉え方ができるからだと思います。

この誤解は、実はとても危険です。なぜなら、この誤解のせいで、アクティブなライフスタイルというものを(無意識のうちに)過酷なトレーニングや危険なスポーツと結び付けてしまう恐れがあるからです。

また、そこまでいかなくても、「私にはそういうライフスタイルはハードルが高いわ」とか「私はスポーツが得意じゃないから、きっとそういうライフスタイルは向いていない」と思ってしまう可能性もあります。

そこで今日は、あなたがそういった誤解からアクティブなライフスタイルを(始める前から)諦めてしまうことのないように、「このブログで言うアクティブなライフスタイルが本当はどういうものなのか」ということについてお話ししたいと思います。

現代のライフスタイルの危機

テクノロジーと交通手段が高度に発達したことによって、人々の生活は一変しました。

多くの人は、椅子に座ってテレビやパソコンの画面を見たりスマホの画面を見たりすることにあまりにも多くの時間を費やしています。

また、多くの人が、家を出て駐車場に直行し、車で会社に行き、エレベーターやエスカレーターに乗ってオフィスに向かう姿は、まさに現代を象徴しています。

こうした現代において、「アクティブになる」というのはそう大変なことではありません。

オフィス内を歩き回ったり同僚のデスクに行ったりするだけで、少なくとも椅子から立ち上がって身体を動かすことができます。

ちょっとした散歩をしたり、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を登ったり、通勤に自転車を利用したりするだけで、現代では十分アクティブな活動になるのです。

技術が進歩することは素晴らしいことで、僕たちの生活をとても便利にしてくれます。しかし、それと同時に怠惰にもしてしまいます。

たしかに車に座ったまま快適に目的地までたどり着けるのはとても便利ですが、身体にとっては最良の選択ではないかもしれません(特に健康を維持したい場合は)。

あなたの「アクティブ」を探す

この前もお話ししましたが、「活動」と「運動」は違います。活動というのは「身体を動かす」という意味なのです。

 

言葉の意味を考えれば、あなたが眠っていなかったりじっと座っていなかったりするのであれば、それはすべて「アクティブ(=活動的)になっている」ということです。

単にそわそわしたり貧乏ゆすりをしたりすることさえも「活動」としてカウントされ、(極々微量ですが)カロリー消費の助けとなります。

最善のアドバイスは「あなたの身体に合った活動レベルを見出してください」ということです。

昼間の散歩をするのもハーフマラソンのためのトレーニングをするのも、どちらも同じ「活動レベルを高めること」なのです。

大事なのは、「あなたの」活動レベルを上げるということです。人と比べる必要はありません。

階段を一段一段上るように徐々に活動レベルを上げていけば、それに従って身体が順応し、次のレベルに上がっていくことができます。

スカイダイビングやハードなトレーニングを行うことだけがアクティブなライフスタイルを意味しているわけではありません。

あなたの生活のなかの「活動」を増やし、健康のために身体を動かし続けるというプロセス自体が、アクティブなライフスタイルとなるのです。