よくあるトレーニングの間違いと、それを回避する方法

ダイエットや肉体改造のために運動を取り入れている場合、「よくあるトレーニングの間違い」を避けることが非常に重要です。

休日のデートや結婚式、海で水着になるといったイベントや機会は、あなたをソファから起き上がらせ、ダイエットや肉体改造のために行動させる強いモチベーションになります。

しかし、イベントまで日にちが迫っていて、そのことにプレッシャーを感じてしまうと、食事や運動に関して過度な方法を選択したり近道をしようとしたりしてしまいがちです。

短期間で結果を出したいときにそういう方法を選びたくなる気持ちはわかりますが、その選択は長期的に見ると身体に悪影響を与えてしまう可能性があります

今日は、多くの人が良かれと思ってやってしまいがちなよくあるトレーニングの間違いと、それを回避する方法をお話しします。

よくある間違い1:特定の部位だけ鍛える

この間違いは、特にネットでよく見られます。

特定の部位だけを鍛えるトレーニング法は、特定の筋肉群を使いすぎて怪我をするリスクが非常に高くなります。

たとえば、

  • スクワットを毎日行うことは腰や膝の関節に悪影響を与える
  • 毎日腹筋を鍛えると腹部の筋肉を使うことをやめて代わりに腰を使うようになり、バランスを崩す
  • 毎日腕立て伏せをすると肩関節を痛める恐れがある

などなど、あなたの筋肉や関節の長期的な健康を悪化させるものは他にもたくさんあります。

このような「身体の特定の部位だけを鍛えるようなトレーニング法」は避けてください。

回避方法

複数のエクササイズを含んだ、適度な反復回数と十分な休息が設定されたトレーニング法を取り入れてください。

トレーニングを最大限効果的に行いたいなら、その効果や休憩時間をきちんと考え、意味のあるものとする必要があります。

ほとんどの筋肉は対(つい)になって動くので、すべての筋力トレーニングはバランスを取らなければなりません。

また、一日の運動量を増やそうと思っているなら、負荷を減らすことを検討してください。

毎日特定の筋肉を使いすぎることを避けてください。たとえば今日下半身のトレーニングを行ったのなら、明日は上半身のトレーニングを行ってください。

よくある間違い2:ジムで長時間トレーニングする

ジムで何時間も続けてトレーニングしても、必ずしも良い結果が得られるわけではありません。長い時間トレーニングすればするほど良いとは限らないのです。

楽にこなせるペースで一時間トレッドミルを走ったり、信じられないほど軽いマシンで長時間鍛えたりすることは、ほとんど意味がありません。

むしろ、ジムに多くの時間を費やすことによりストレスが増え、目標達成の妨げとなる可能性のほうが高いです。

回避方法

量よりも質を重視してジムを利用してください。

目標に合った、身体にちょうどいいバランスのトレーニングを行いましょう。

あなたの目標が筋肉を増やして筋力を上げることなら、そのために必要なウエイトを選ばなければなりません。具体的には、8~12回持ち上げるのが限界の重さでのトレーニングを、休憩を挟みながら3セット繰り返します。

また、心臓と筋力を同時に鍛えるために「HIITトレーニング」や「サーキットトレーニング」を行うことを検討してください。

よくある間違い3:急いでダイエットしようとする

結婚式などの特別なイベントが近づくと、焦りから極端なダイエットを行ってしまう人がいます。

摂取カロリーを極端に減らすと、身体を動かすための十分な燃料(エネルギー)を確保できず、疲労感に襲われて効果的なトレーニングができなくなってしまいます。

断食や絶食などによるダイエットは、(たしかに体重は減りますが)脂肪に加えて筋肉も減らしてしまうため、身体にとっても健康にとっても良くありません。

ダイエット的には、たとえ一時的に体重が減ったとしても、筋肉率が下がっているのでリバウンドしやすくなります。

回避方法

短期的な結果を追い求めるのではなく、健康的な選択をすることを意識してください。

目標は、あなたの身体にバランスの取れた適切な栄養を与え、身体がきちんとエネルギーを生み出し、またトレーニング後にはしっかり回復できるようにすることです。

トレーニングの時間を増やしたり強度を上げたりするためには、タンパク質や炭水化物、水分の量を増やす必要があることを忘れないでください。

健康的なダイエットや肉体改造の結果を手に入れるためには、十分な時間と自分の身体への思いやりが必要です。

短期的に手に入れた結果は、長く続かないものです。

健康的な生活がライフスタイルの一部になれば、短期集中するより目標を達成するのに少し時間はかかるかもしれませんが、「夏のあいだだけでなく、生涯にわたって健康とスタイルを維持する」ということができるようになります。

まとめ

よくあるトレーニングの間違いと、それを回避する方法

よくある間違い1:特定の部位だけ鍛える
回避方法:複数のエクササイズを含んだ、適度な反復回数と十分な休息が設定されたトレーニング法を取り入れる

よくある間違い2:ジムで長時間トレーニングする
回避方法:量よりも質を重視してジムを利用する

よくある間違い3:急いでダイエットしようとする
回避方法:短期的な結果だけを追い求めるのではなく、健康的な選択をすることを意識する