運動後にクールダウンが必要な理由と具体的なクールダウンの方法

「めんどくさいから」または「時間がないから」といってクールダウンを避けていませんか?

クールダウンはとても大切です。

運動する人の多くは、ウォーミングアップやストレッチをせずに運動をするなんてことは考えもしないのに、なぜクールダウンをスキップしてしまうのでしょうか?

「誰にもクールダウンの重要性を教えてもらえなかったから」というのが理由のひとつだと思います。

僕は、学校の体育の授業や部活で準備体操は必ずさせられましたが、クールダウンをさせられたことはありませんでした。また、クールダウンの重要性や必要性を教えてもらった記憶もありません。

しかし、運動後にクールダウンを行うことは非常に重要で、また多くのメリットをもたらします。

ウォーミングアップとクールダウン

運動前には身体を温める必要があります。特に、寝起きや長時間デスクに座っていた場合はなおさらです。

ウォーミングアップをせずに運動すると、身体がこわばっているのがわかると思います。また、筋肉を無理やり引っ張ってしまう恐れもあります。

ウォーミングアップをしてから運動するのとウォーミングアップをせずに運動するのとでは、違いがはっきりわかります。

しかし、クールダウンをするのとしないのとでは、ウォーミングアップほどには違いがわからないかもしれません。

運動後は身体が火照り、汗だくになって、疲れています。それに加えて時間に追われていたりすると、「やってもやらなくてもそんなに違いを感じないし、別にいいや」とクールダウンをスキップしたくなるのもわかります。

そこでこの記事では、「クールダウンを行うことのメリット」「効果的なクールダウンを行うことが運動のパフォーマンスを上げるのに役立つ理由」をお話しします。

身体が物理的に回復する

クールダウンをしっかり行うことは、(どんなレベルの運動をしたとしても)身体を回復させるのにとても役立ちます。

運動をすると筋肉に酸素を送るために血圧が上昇します。その状態でいきなり身体を動かすことをやめると、めまいや吐き気を催(もよお)す可能性があります。

クールダウンを行うと身体の動きをゆるやかに止めていくことになるので、運動後に急に身体が止まることを防ぎ、身体にかかる負担を最小限に抑えることができます。

強度を徐々に下げてから運動をやめれば、心拍数も徐々に正常に戻ります。血管は通常の大きさに収縮し、血圧もより自然な形で正常に戻ります。

たとえばランニングをしているなら、10分かけて徐々にスピードと強度を下げて、最終的にリラックスしたウォーキングをしてください。

柔軟性が向上する

運動後は、柔軟性の向上に取り組むのに最適な時間です。

運動によって身体はすでに温かく、また筋肉がほぐれているので、柔軟性が高まるまで楽に筋肉を伸ばすことができます。

運動後のストレッチは、筋肉痛の軽減にも効果的です。

ストレッチによるクールダウン方法

週にニ~三日は、主要な筋肉群すべてを15分ほどかけてストレッチしてください。

以下の各ストレッチを20~30秒間行います。

  • 脚(ハムストリングス):四つん這いになり、片方の足でバランスを取って反対側の脚を臀部(ヒップ)に持ってきます
  • 胸部:背中の後ろで指を絡み合わせて、腕を矯正します
  • :片方の腕を身体の反対側に組んで、軽く押して腕の筋肉を引き伸ばします。肩の上に手を回して背中に置き、肘を押して三頭筋を静かに伸ばします
  • 体幹:ヨガの「ネコのポーズ」をします

クールダウンで気持ちを落ち着かせる

クールダウンを行うことで、身体だけでなく気持ちも落ち着かせることができます。

クールダウン中は呼吸に集中してください。この静かな時間は気持ちを落ち着かせるのに最適です。

運動後は「幸せホルモン」であるエンドルフィンが大量に分泌されるので、あなたは気分が良くなっているはずです。すぐに人生の慌ただしさに戻らずに、その感覚と時間を楽しんでください。

運動後はたいていポジティブになっているので、クールダウンの時間に自分の目標や将来について考えることは有益です。

運動と同じで、クールダウンも自分のニーズに合わせて調整してください。少なくとも10分はクールダウンに費やすようにしてください。

身体を大切に扱ってあげることが大切です。あなたの身体を一番大切に扱ってあげられるのは、あなた自身です。