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「食べた?」と聞くと、太っている人は「食べてない食べてない」と答えます。
フードログをつけることによるダイエット効果
フードログ(食事日記)をつけるのは、面倒くさいし、時間の無駄だと感じていませんか? もしそうなら、フードログについてもう一度考えたほうがいいかもしれません。
調査を重ねた結果、フードログ(食べたものリスト)で
- 何を食べているか?
- どれくらいの運動をするか?
- どれくらいの体重の増減があるか?
を把握することは、体重減少を成功させるための重要な要素のひとつです。
この問題に関する最近の22の研究報告で「自己監視と体重減少との間には、あらゆる面で大きな関連性がある」と結論づけられました。
この研究からわかるのは、「誰かにアカウンタビリティー(説明責任)があるときに計画はうまくいく」ということです。
医療関係者、人生のパートナー、または友人に対してアカウンタビリティー(説明責任)があれば、体重を減らす機会を大幅に向上させることができます。
そして、追跡する頻度が高ければ高いほど、成功している可能性が高いということです。
週に6日フードログ(食事日記)をつける人は、週に1回のフードログをつける人、もしくはまったく書かない人の2倍も体重が減った。
― 1700人近くを対象としたある調査
なぜフードログを頻繁に書くことがダイエットの成功につながるのか?
フードログは、行動を監視し、行動を変えるための最良のツールのひとつです。
人は、分析を行い、現在実行していることを確認するまで、行動を変更できません。
いったん食事量と運動量(または活動量)がわかれば、次に何に取り組む必要があるかを見極めるのは簡単です。
ただ食べたものを記録するだけでは不十分
目的を達成するためには、単にフードログに記録するだけでは不十分です。
- 何を食べているか?
- どのようなタイミングで?
- どのくらいの量を食べているか?
を記録しておくことです。
また、
- 空腹だったのか?
- 疲れていたのか、それとも単に退屈だったのか?
- あるいは怒りやストレスがきっかけで、過食に走ったのか?
などの率直な自己評価は、あなたがどこで適切に食事をしているかを把握するのに役立ちます。
こうしたちょっとした動作の変更で、劇的な結果につながる可能性を発見することができるでしょう。
何に記録するのか?
紙のノートや日記帳、スマートフォンのアプリなど、いろいろな方法で記録し追跡できますよ。
しかし、どんな方法で自分自身を追跡しようと、成功を確実にするのに役立つポイントがいくつかあります。
成功を確実にするのに役立つポイント
正直であれ
「上手くいった日の記録」を追いかけるだけでは、役に立ちません。前向きな変化を起こすには、自分の行動(良いことも悪いことも)に向き合う必要があります。
食べたものをすべて書き留めておいてください。うまくいかないときは、自分で自分を励ましてください。
ただ、へこみそうになっても自分を責める必要はありません。
明日は明日の風が吹く
フードログを「買い物リスト」のように計画してください。買い物リストを書いてから買い物に出かけるのが得意な人もいます。
フードログに、食事の計画や毎日行う運動を先に書いてリストにするのも良い方法です。フードログをチェックリストのように使うことで、計画通りに事を運ぶことができますよ。
それができないなら、少なくとも現状を追いかけてくださいね。
夜になって「さて、今日は何を食べたっけ?」と思い出して書こうとしても、すべてを覚えてはいないのが普通です。
フードログを忘れないポイント
- 何かを口に運ぶたびに日記をつける
- 食べたい衝動に駆られる度にノートに書く
など、とにかく忘れないように書いてくださいね。
また、カロリー計算のスキルを磨いてください。重さやカロリーなどを正確に記載するには、練習が必要です。
家庭で食べ物の重さを計ったりカロリーを計算したりすれば、外食で何をどれだけ食べているかを把握することもできます。
詳細を忘れないでください。
- コーヒーにクリームを入れた
- トーストにバターを塗った
- サラダにドレッシングを掛けた
- サンドイッチにマヨネーズを入れた
etc...
これらすべてのカロリーは合算されます。食品を注意深く分析して、それらの「エキストラ(追加投入分)」を忘れないようにしてくださいね。
フードログは、あなたが記録している情報が正確である限り、素晴らしいツールになります。
まずは、今日記録するところからやってみよう!