運動後にも身体が勝手に余分な脂肪を燃やしてくれたらいいと思いませんか?

あなたがカロリーを消費することを目的に運動をしているなら、きっと答えはYESでしょう。

運動は、目的が明確なほうが簡単です。身体の基本的な知識があれば、目標を達成するための最善の方法がわかります。

たとえば目的が「健康になりたい」という漠然としたものだと何が最善の方法かを見つけるのは難しいですが、「脂肪を燃やして体脂肪率を20%まで減らし、引き締まった身体を手に入れたい」という明確なものであれば、最善な方法を見つけるのは簡単です。

運動は種類や方法によってさまざまな結果を得ることができます。しかし、逆に言えば「目的に合った正しい方法を知らなければ全く結果が得られない」ということでもあります。

脂肪を燃やしたいのに柔軟性を向上させる運動ばかりやっていても、結果が出ないのは当たり前ですよね。

ということで、今日は脂肪燃焼に非常に役立つ「EPOC(Excess Post-Exercise Oxygen Consumption):運動後過剰酸素消費量」についてお話しします。

EPOCというのは「運動の結果として余分なカロリーを消費するプロセス」のことです。

ほとんどの人は運動中に消費するカロリーのことしか気にしていませんが、実は、身体は運動したあともずっとカロリーを消費し続けています

詳しいことはこのあと説明しますが、身体は運動中だけでなく回復するためにもカロリーを必要とします。

結果を出すための方程式は簡単です。

運動がハードであればあるほど身体は回復するためにより多くのエネルギーを必要とし、結果として運動後もより多くのカロリーを消費する

ということです。

何もせずにカロリーを消費したい?

身体の機能であるEPOCをうまく活用すれば、たしかに何もしなくても脂肪を燃やすことができます。しかしEPOCの脂肪燃焼の恩恵を受けるためには、まずは努力を払わなければなりません。

「ソファーに座っている間にカロリーを吹き飛ばしたい」というのはダイエットをしている人であれば誰もが思うことですが、残念ながらそんなことは起こらないのです。

あなたは今までEPOCについて聞いたことがないかもしれません。その理由のひとつは、EPOCは特定の種類の運動だけが引き起こすからです。

さっきも話しましたが、身体は運動中だけでなく回復するときにもカロリーを消費します。そして、ハードで速い運動は、強度が低く集中力を必要としないトレーニングよりも回復力を必要とします

「回復」というのは、エネルギー補給、筋肉へ新しいグリコーゲンを送る、乳酸をピルビン酸に変換するなど、運動のあとに身体が実行するすべてのプロセスをひとつの言葉で表したものです。

このプロセスを実行するために身体は燃料を必要とします。そしてその燃料というのが、身体に蓄えられた「余分な脂肪」なのです。

EPOCの脂肪燃焼効果がもっとも高い5つのトレーニング法

どんな運動をしたあとでも身体は回復を必要としますが、EPOCの恩恵を受けるためには「嫌気性(無酸素性)」と「有酸素性」の運動をする必要があります。

以下の5つは、EPOCの脂肪燃焼効果がもっとも高いトレーニングです。

1. HIIT(High Intensity Interval Training):高強度インターバルトレーニング

HIITは短時間で多くのカロリーを消費することが知られています。この激しいトレーニングは、一日中あなたの身体を「回復」させます。

2. スピニング(スピンバイク)

スピンバイクは嫌気性(無酸素性)と有酸素性を組み合わせた優れたトレーニングです。

スピンバイクは身体にかかる衝撃が小さく、また運動強度もコントロールしやすいです。

3. ウェイトトレーニング

ウェイトトレーニングと筋力トレーニングは、特にゆっくりとした動きで筋肉を鍛えるときに、筋肉に効果的にストレスをかけることができます。

ハードなウェイトトレーニングであればあるほど、身体は回復するためにより多くのエネルギーを必要とします。

4. スプリント(短距離走)

スプリント(短距離走)は嫌気性の運動で、かつ強度の高い運動です。

5. エアロビクス(エアロビ)

エアロビクスは、強度は適度ですがインパクト(衝撃)の強い運動です。

約1時間続く激しいダンスクラスやステップクラスはセッション中に多くのカロリーを消費し、さらに家に帰ったあとも多くのカロリーを消費することができます。

ジャンプやキックなどの「両足を地面から持ち上げるような種類の運動」が含まれていると、より大きな効果を得ることができます。

まとめ

EPOCの脂肪燃焼効果がもっとも高い5つのトレーニング法

1. HIIT(High Intensity Interval Training):高強度インターバルトレーニング
2. スピニング(スピンバイク)
3. ウェイトトレーニング
4. スプリント(短距離走)
5. エアロビクス(エアロビ)

あなたが余分なカロリーを消費したいなら、EPOCを利用すればより大きな効果が得られます。あなたのトレーニングに、週に数回「高強度の運動」を含めるようにしてみてください。

ただし、強度の高い運動はケガのリスクも高まります。かならず休息日を計画し、常に自分の身体の声に耳を傾けてください。自分を駆り立てることは良いことですが、痛めつける必要はありません。

今日の記事で挙げた5つの運動を、好きなものでいいのでぜひ試してみてください。