仕事が忙しくて、定期的に運動する時間がほとんどないと感じていますか?
今日は、職場でできるデスクエクササイズを紹介したいと思います。
現代はテクノロジーが発達しているため、スマホやパソコンでほとんどすべてのタスクを実行することができてしまいます。
新作の洋服を買ったり、食事を注文したり、遠く離れた人にも一瞬でメールを送れたり、あるいはほんの数デスク先にいる同僚にインスタントメッセージを送ったりすることができます。
ここまでテクノロジーが発達し普及した現代では、以前と比べて明らかに身体を動かす必要がなくなっています。
しかし、人間は動物、つまり「動く物」です。人間の身体は動くように設計されており、毎日身体を動かす必要があります。
テクノロジーによって効率や生産性は爆発的に向上しました。しかし、その「代償」は僕たちの身体が支払っています。
パソコン作業などに没頭して長時間身体を動かさないでいると、身体が固くなったり首や肩が痛くなったり疲労を感じたりします。あなたにも経験があるかもしれません。
オフィスは仕事をする場所なので、身体を動かすように設計されているわけではありません。しかし、オフィスでできるエクササイズはあります。
僕はたびたび、毎日30分以上は運動することを勧めています。しかし、その30分というのは連続している必要はありません。5分のエクササイズを一日のあいだに6回行うのでもいいのです。
5分というのは少なすぎるように聞こえるかもしれませんが、0分よりも圧倒的に良いということを覚えておいてください。
デスクエクササイズ・ウォーミングアップ
エクササイズを始める前に、イスでできる簡単なストレッチを行いましょう。
首のストレッチ
- 頭を肩に向かってゆっくりと傾けます
- その姿勢を10秒間維持します
- 反対側も同じように行います
肩のストレッチ
- 両肩を、円を描くように前方に回転させます
- 10回繰り返します
- 両肩を、円を描くように後方に回転させます
- 10回繰り返します
手首のストレッチ
- 手のひらを下にして腕を伸ばし、もう一方の手で指を引き下げます
- 3秒間押し続けます
- 次に指を引き上げます
- 3秒間押し続けます
- これを交互に3回繰り返します
足首とふくらはぎのストレッチ
- イスに座った状態で片足をまっすぐ伸ばします(かかとは床につけたまま)
- つま先を上に向けて足首を曲げます
- つま先を下に向けて足首を伸ばします
- 10回行ったら、もう片方の足でも同じように10回行います
- 次に、つま先で円を描き、時計回りに10回、反時計回りに10回動かします
- もう片方の足でも同じように行います
デスクエクササイズ
1. チェアスクワット
オフィスのイスの前で両足を肩幅に広げて立って、座るようにスクワットします。
このエクササイズで下半身を鍛えることができます。
可動式のイスの場合は、かならず車輪をロックしてください。
2. トライセプスディップス
文字で説明するより動画で見るほうがわかりやすいので、動画を載せておきます。
このエクササイズでは、上腕三頭筋を鍛えることができます。
3. 腹筋
イスに深く座り、背筋を伸ばします。両手を頭の後ろに置き、胸に向かって片方の膝を持ち上げながら、反対側の腕の肘で持ち上げた膝に触れるようにします。
このエクササイズは、あなたのコア(体幹)を強化します。
おわりに
オフィスでのエクササイズを楽しんでください。身体を動かすことで、仕事の生産性や集中力が高まるのを実感できるはずです。
もしかしたら、恥ずかしさや「同僚に変な目で見られるんじゃないか」という不安があるかもしれません。しかし、たとえ同僚に変な目で見られたとしても、身体を動かすことのメリットのほうが圧倒的に大きいです。
他人は、あなたの身体のケアはしてくれません。自分の身体を一番気遣ってあげられるのは自分だけです。
自分の身体のために、ほんの少しの勇気を振り絞ってこのエクササイズを試してみてください。