「ルールを忘れ、純粋にアクティブな活動を楽しむ」ことのすすめ

基本的に、運動やトレーニングというのは特定の目的を達成するために行われます。

「痩せたい」「体力を増やしたい」「健康になりたい」「身体を引き締めたい」「厚い胸板とバキバキに割れたシックスパックを手に入れて女の子にモテたい」……

何が良くて何が悪いということはありません。単に、人によって運動する目的が異なるというだけのことです。

しかし、「自由に動きながら活動するスタイル」を取り入れると、あなたは「物理的なものを超えた利点」を経験するかもしれません。

自由に流れるような運動

人々は何世紀にもわたって、「自由に流れるような運動」をしてきました。

HERBALIFE NUTRITIONのワールドワイド・スポーツパフォーマンス&フィットネス・バイスプレジデントであるSamantha Claytonは語ります。

「人々が特定のフィットネスの目標を達成するのをサポートすることに尽力してきたトレーナーであり元アスリートとして、『構造を持たずに動く』という発想は私にとって新しいコンセプトです。

私はしばしば、構造や目標のある明確なプランに従うことに捕らわれてしまいます」

「構造を持たずに動く」というコンセプト

「最近の中国旅行で、私はこの新しいコンセプトに出会いました。単に外で活動し、良い気分で移動するだけでした。

私は西安にある公園を走っていました。あらゆる年齢の人が小さなグループで集まって、ストレス解消、家族の絆づくり、友情を深めるための時間を作っていました。こんなに朝早くからさまざまな楽しい活動が行われているのを見て驚きました。

私は、ランニングやサイクリングなどの伝統的な運動をする人々を見るのに慣れています。しかし、彼らの活動はそれとは異なっています。私もいくつかのものを試して楽しみました」

― Samantha Clayton

中国の屋外活動は、地元の広場や公園で行われます。それは、人々が座ったままで暮らすことを避けるよう政府が支援している運動です。

時にはシンプルなことがベスト

あなたが単純な運動から得られる物理的な利益は、「心臓血管系の健康と筋力の強化」という観点から見れば最小限です。

しかし、運動の精神的な利点は、ときに身体的利点をはるかに上回ります。

アクティブになることは、「忙しい生活を送るなかでのストレスと不安」をやわらげる素晴らしい方法です。

あなたがすでに運動やスポーツに取り組んでいるなら、単に活動的になることが、あなたにとって新しい出発点になるかもしれません。

構造化されたトレーニングではなくとも、単に活動的になることは何もしないことより常に良いはずです。

自宅や外でもっとアクティブになれる方法

1. ダンス

必要なのは音楽だけです。身体をビートに乗せて、気持ちよく踊りましょう。

「中国には伝統的な流行のスタイルの運動家もいましたが、他の人は単に踊っているだけでした。目的は、周囲の人たちと音楽やダンスを楽しむことです」

― Samantha Clayton

2. 太極拳

太極拳は指導と練習が必要な武術ですが、基本を知っていればいつでも行うことができます。

身体をゆっくり動かすのには、忍耐力と筋肉のコントロールが必要です。しかし身体にかかるインパクト(衝撃)は非常に小さいため、特に高齢者には最適です。

僕自身、昔は筋トレと有酸素運動を組み合わせた「サーキットトレーニング」しかしていませんでしたが、いまは「甩手(スワイショウ)」という気功法も行っています。

筋トレや有酸素運動ほど激しくもなく、身体への負荷も小さい運動ですが、サーキットトレーニングしかしていなかったときと比べて明らかに身体の調子が良くなりました

3. シンプルなストレッチ

スペースを見つけてストレッチを始めましょう。特定のストレッチルーチンを行う必要はありません。

自然に感じるままに、ストレッチをするだけです。

4. フラフープ

この伝統的な遊びは、硬い筋肉をほぐすのに最適です。

そしてとても楽しいです。

5. フットバッグやシンプルなボール遊び

 

フットバッグ(Footbag)とは、主に足を使って直径5cm位のバッグ(ボール)をお手玉やサッカーのリフティングの様に蹴って楽しむ遊びや競技など、スポーツとしての総称である。

シンプルな遊びで身体の調整に取り組むことは、身体を動かすための素晴らしい方法です。

6. ハイキングやウォーキング

歩きながら周囲を楽しむことは、穏やかなやり方でアクティブになる素晴らしい方法です。

ウォーキングは、散歩をしたりさまざまな地形を追加して強度を上げたりすることで簡単に行えるアクティビティです。

まとめ

  • 自宅や外でもっとアクティブになれる方法
  1. ダンス
  2. 太極拳
  3. シンプルなストレッチ
  4. フラフープ
  5. フットバッグやシンプルなボール遊び
  6. ハイキングやウォーキング

構造化されたトレーニングルーチンに従うことによって具体的な目標を達成するのは素晴らしいことです。

しかし、時折でも「競争心を生む進歩的なスタイルのエクササイズ」から離れると、新しい活動への情熱が湧き上がります。また、あなたが燃え尽きるのを止めることもできます。

遊び場にいる子どもたちは「自由に流れる活動」をマスターしています。

人は年を取るにつれ、特に公共の場での活動について、自意識過剰になる傾向があります。たまにはコンフォートゾーン(快適なゾーン)の外に出て、何か新しいことに挑戦してみるのをおすすめします。