アメリカのダイエット業界には「ヨーヨーダイエット」という言葉があります。ダイエットで、痩せては太る(=リバウンド)を繰り返すことですね。

体重が乱高下する様子がヨーヨーの動きに似ていることから、ヨーヨーダイエットという表現をします。日本では「リバウンダー」と言います。

あなたの周りにもいませんか? 会うたびに痩せたり太ったりする人です。

たまに会うと少し痩せているので「痩せましたね」と言うと、その人はよろこんで「今ダイエット中でがんばってるんです」と話してくれます。

で、しばらくすると以前より明らかに太っていて、「どう見てもリバウンドしてるけど口には出せないなあ」って思うときありませんか?

私はよくあります。

ヨーヨーダイエッターに朗報

「たとえあなたの体重がヨーヨーのように上下動をしていても、ダイエットは成功できる」という新しい研究結果があります。

これは無作為に抽出された400人以上の太りすぎの女性を4つのグループに分けて行った実験です。

  • 1番目のグループは、被験者はカロリー摂取量を減少させました
  • 2番目のグループは、活動量を増加させました
  • 3番目のグループは、カロリーを減らして運動を増やしました
  • 4番目のグループは、いわゆる「コントロールグループ」として、全く変更を加えませんでした

研究者が知りたかったことは、ヨーヨーダイエットの経験がある女性が体重を減少し、ダイエットに成功できるのか? ということです。

  • 集められた400人の女性のうち25%が、10キロ以上の減量経験が少なくとも3回以上あった「重度のヨーヨーダイエッター」でした
  • さらに18%が、5キロの減量経験が少なくとも3回以上あった「中等度のヨーヨーダイエッター」でした
  • 残りの参加者にはヨーヨーダイエットの経験はありませんでした

これらのグループに対する実験結果は

体重を減らす能力や一年後の体脂肪や除脂肪体重の変化率の点では、ヨーヨーダイエッターであろうとなかろうと違いは見られない

というものでした。

これは体重を減らそうと努力している人にとって歓迎すべきニュースです。

より多くの研究で、「過去にダイエットできなかったからといって、これからも痩せられないということではない」ことが保証されています。あなたが過去にヨーヨーダイエッターであったとしても大丈夫ということです。

ただし、ダイエットを成功させるためにはいくつか考慮すべき点があります。

あなたのダイエットがうまくいくかどうかのチェックリスト

ダイエットの目標が高すぎませんか?

あまりにも目標が高すぎる(=理想体重が低すぎる)ことが原因で、ヨーヨーダイエッターになってしまっている場合があります。

「体重の数字だけ」を目標にしたり「特定の服のサイズ」に合わせたいと思ったりしているかもしれませんが、あなたの体はそのサイズになることがベストの選択ではないかもしれません。

表面的な体重や服のサイズだけにフォーカスするのではなく、あなたの「体組成」を確認しなくてはなりませんね。

筋肉は密度が高いので、鉄のように細くて重くなります。逆に体脂肪は、同じ重さでも綿のように膨らみます。

これは、平均的な人よりも筋肉量が多い場合は見た目より体重が重くなるということを意味します。

だとすると、あなたが健全な体脂肪率と筋肉率に到達している場合は、それ以上体重を下げることには意味がありません。

それでも体重減を試みるなら、貴重な除脂肪体重を失うリスクがあります。つまり、健康的なダイエットや減量ができなくなるということですね。

あなたの減量ダイエットプログラムはハードすぎませんか?

痩せるためにあまりにもストイックになってしまう人がいます。体重減少の段階で「断食」のような極端な努力をする人もいます。そのために外食や社交をすべて断ってしまう人もいます。

しかし、彼らは目標の体重に達すると気が緩みます。そして元の生活に戻った瞬間に、大きくリバウンドします。

ダイエットは、時折の食事を犠牲にしたり友人や家族と交流をやめたりすることなく、健康的な食事を食べ、活発なライフスタイルを維持するというバランスを見つけることが重要です。

運動プログラムだけでダイエットを進めてはいませんか?

食事制限をしても痩せないと、「やっぱり運動だ!」と思い込んで過度に積極的な運動プログラムを始める人がいます。

運動プログラムについても、重要なのはバランスを見つけることです。

あなたがダイエットや健康改善を目標にしているなら、適切に食べて定期的に運動してください。そうすればあなたの体重は理想的な状態で安定します。

食生活も運動も、習慣化できるまでは記録をつけることが重要

目標達成後「記録をつける作業」を止めると、せっかくの健康的なダイエットの習慣が崩れる場合があります。

セルフマネージメントは体重維持の鍵です。

あなたが記録をつけ続けると、減量も運動習慣も成功する可能性が高くなります。

「あなたが体重を減らすためにやること」と「それを維持するためにする必要があること」はほぼ同じである、ということを覚えておいてくださいね。