健全な「競争」は、あなたが人生で成功を収めるのに役立ちます。
スポーツ選手が言うように、「自分自身を大切にすれば、フィールドの外でも成功を収めることができる」のです。
身体的な目標を設定し、それを達成した経験(たとえばダイエットを成功させる、理想のボディメイクに成功する)があると、人生の他の面(仕事など)にも良い変化が起こる可能性があります。
生き物は競争するように設計されている
生き物は遥か昔から、生き残るために競争する必要がありました。
それは人間も例外ではありません。食べ物を手に入れるために走ったり泳いだり戦ったり、食べ物にならないように死ぬ気で走ったりする必要がありました。
しかし、現在そういった運動が「選択肢」になっているのは驚くべきことです。もう、生きるために走ったり泳いだり戦ったりする必要はありません。
たしかに運動をしないことで捕食者に食べられたり飢えて死んだりすることはありませんが、多くの健康上のリスクは「運動の習慣がないこと」に直接関係しています。
運動不足が直接の死因にはなることはほとんどありませんが、健康を損ない、寿命を縮めていることには間違いありません。
そんな現代社会に生きていても、「競争心」という自然な欲求は今でも僕たち全員に残っていると思います。
それはスポーツに限った話ではありません。自分にスポーツの才能がないと思っている人は、他の分野で競争心を満たしています。
チェスや将棋などのアナログのゲーム、パソコンやスマホ、ゲーム機で行うデジタルゲーム、または職場での競争など、あらゆる分野で競争心が発揮されます。
子どもは「競争を作り出す天才」です。
服を着替えたり、靴ひもを結んだり、玄関から先に出たり、学校に早く着いたり、そういった僕たちからすれば何でもないようなことを、競争心を利用して楽しいアクティビティーにしてしまいます。
そんな子どもたちのように、競争心を利用すると運動も楽しくなります。
あなたの「自然な競争力」を見つける
チームスポーツやグループで行うアクティビティーに参加するのは楽しいことです。
勝っても負けても、「集団の一部になっている」という感覚はあなたの気分を盛り上げてくれる場合が多いです。
ときには賞品や賞金がモチベーションになる場合もありますが、多くの人にとっては「達成感」だけで十分報酬になります。
運動のモチベーションに「競争心」を利用する6つのメリット
1. 「動機づけ」になる
運動をしない人が言うもっとも多い言い訳は「やる気がない」というものです。
レースや大会への参加を申し込むことは、運動のやる気を引き起こす大きな動機になります。
「大会ではできるだけ良い成績を残したいし、無様な姿を人前に晒すのはイヤだ」という気持ちは、あなたをソファから降ろしてトレーニングに向かわせるのに十分なモチベーションとなるはずです。
2. 「集団のパワー」を利用できる
チームやサークルに参加すると、集団のパワーを利用できます。
マラソンなどの個人競技であっても、一緒に練習するためのグループを主催している人がいます。
一人でモチベーションを維持するのは大変ですが、サポートしてくれる人や一緒に運動する仲間がいれば、モチベーションを維持するのは簡単です。
他の人から励まされるのと同時に、あなたも他の人が目標を達成するよう励ますことができます。そういう「良い環境」に身を置くことは、とても重要です。
3. 「自己管理能力」が身につく
レースのためのトレーニングには、計画を立て、それを忠実に実行することが必要になります。
あなたはトレーニングに合わせてスケジュールを管理し、自分に甘えず厳格にスケジュールを実行しなければなりません。しかし、それを達成できたときには、あなたには「自己管理能力」が身についているはずです。
それは、仕事を含め人生のあらゆる領域で重要な能力です。
4. 自信がつく
一流のアスリートはなぜトレーニングを欠かさないのでしょうか? それは、彼らが毎日自分自身を高めるために努力しているからです。
自分を高めるための時間を作ることは、あなたの自信を高め、気分を上げるのに効果的です。
5. フィットネスレベルが上がる
一定期間トレーニングプログラムに専念することは、あなたの全体的なフィットネスレベルを上げるのに役立ちます。
トレーニングプログラムを実行しているだけで、体力や筋力は自然と高まります。
6. 栄養摂取の習慣が改善される
人は、運動したあとは健康的な食べ物を選択する傾向にあります。また、健康的な食事を取ると、エネルギーレベルが上がり、運動のモチベーションも上がります。
運動することと健康的な食事をすることには密接な関係があるのです。
この2つは、減量、体重管理、健康増進、自己啓発に最適な組み合わせです。
まとめ
運動のモチベーションに「競争心」を利用する6つのメリット
- 「動機づけ」になる
- 「集団のパワー」を利用できる
- 「自己管理能力」が身につく
- 自信がつく
- フィットネスレベルが上がる
- 栄養摂取の習慣が改善される
健全な競争には、あなたの人生だけでなく、他の人の人生まで改善する力があります。
もし自分一人だけでモチベーションを保つのが難しいと感じているなら、あなたが好きな運動のチームやサークルがないか探してみてください。
僕の経験からも言えますが、「誰かの役に立っている」という感覚は大きなモチベーションになることが多いです。