運動を始める前に知ってほしい1つのマインドセットと4つの戦略

ダイエットや健康のために運動を取り入れるのは素晴らしいことです。

しかし、なんとなく良さそうな運動をとりあえず始めてみても、それを習慣化することは難しいです。

また、新年が始まると同時に「今年は毎日運動するぞ」と決めてランニングや筋トレを始めてみるも三日や一週間しか続かなかった……なんてことは、誰もが一度は経験します(もちろん僕にもあります)。

なんとなく始めた場合でも気合を入れて始めた場合でも、運動が習慣化できないのは正しい「マインドセット(=考え方)」がないからです。

この記事では、運動を始める前に知ってほしい「マインドセット」と、運動を習慣化するためのいくつかの「戦略」をご紹介します。

運動を始める前に知ってほしいマインドセット

「諦めない」こと

目標を達成しないための確実な方法は、「諦める」ことです。仕事の目標であろうと、運動やダイエットの目標であろうと、諦めた瞬間に終わります。

逆に言えば、諦めなければ終わりではないのです。

自分を変える、自己改善をするというプロセスにおいて、イライラしたり挫折しそうになったりするのはごく当たり前のことです。

人は、常に進歩し続けるということはありません。多くの成功した人々は、失敗や後退からたくさんのことを学んでいます。

「三歩進んで二歩下がる」という歌がありますが、まさにその通りです。

一日運動をサボったからといって、運動することをやめないでください。三日や一週間運動しなかったからといって、「自分には運動を習慣化するのはムリなんだ」と諦めないでください。

僕にも、運動を習慣化したいと思いながらもまるまる一ヶ月まったく運動しなかった時期があります。しかし、いまでは毎日一時間以上運動する習慣を身につけることができました。

あなたが正しい方向に進もうと努力している限り、あなたは成功に向かっているのです。

「自分が正しい選択をしている」と感じるたびに、あなたはポジティブな気持ちになれるはずです。その感覚は、自信を高め、目標に向かって前進し続けるために非常に役立ちます。

次に、あなたが正しい選択をできるようになるためのいくつかの「戦略」をお話しします。

戦略は、目標を達成するためにかならず必要なものです。ここでは、運動を習慣化する上で役に立つ戦略を4つご紹介します。

運動を習慣化するための4つの戦略

1. いますぐ始める

運動の開始日を待つ必要はありません。いますぐ始めましょう。

先延ばしをすればするほど先延ばしにする癖がつき、実際に行動を始めるのが面倒くさくなります。

「これを食べてからにしようかな」「身体がだるいから運動は休んだほうがいい」というのは危険な考え方です。

その考え方を改めない限り、「明日やろう」と思った「明日」は永遠に来ることはありません。

2. 高価なマシンやグッズは必要ない

テレビの通販番組やネットで宣伝されている高価なマシンやグッズは、たいてい埃(ホコリ)を集めるだけの機械になり果てます。

マシンを宣伝するモデルは、そのマシンを使って美しい肉体を手に入れたわけではありません。彼らはずっと前からダイエットや肉体改造、食事改善に取り組み、その身体を手に入れたのです。

企業はいかにも「そのマシンを使うだけで彼らのような身体が手に入る」と錯覚させてきます。彼らに騙されないでください。

身体を変えるためにはライフスタイルを変える必要があります。そのなかには、運動の習慣化だけでなくバランスの取れた栄養摂取の習慣も含まれます。

ひとつの高価なマシンによって完璧な結果が手に入るなんてことはありません。

運動を始めるなら、ヨガマット一枚で十分です。ダンベルを使いたいなら、最初は100円ショップに売っているもので構いません。

実際、僕はヨガマットと100円ショップで買った一キロの水ダンベルしか使っていません。

運動を始めるのに多くのものは必要ありません。ほとんどの人は自重トレーニングだけで十分結果が出ます。

まずは運動の習慣を身につけてください。週に三日以上の運動を数ヶ月間続けられるになって、初めてマシンを購入することを検討することをおすすめします。

また、マシンは中古で構いません。ほとんどの家庭用マシンはただの置き物かハンガー掛けになっています。なので、家庭用マシンにおいて「中古」はたいてい「新品同様」を意味します

3. 他の人と一緒に始める

一人でひそかに運動を始めるよりも、友だちや家族と一緒に運動するほうが運動を習慣化させやすいです。

恐れずに誘ってみてください。もしかしたら快く一緒に運動を始めてくれるかもしれません。

僕が運動を始めたのも、父に誘われたからでした。それまで(高校の部活を辞めてから)一ミリも運動する気になったことはありませんでしたが、「父に誘われたから」という理由で運動を始めました。

もし周りに一緒にできそうな人がいない場合、地元のコミュニティーや企画に参加するという選択肢もあります。

4. 無理をしない

人が新しい運動ルーチンをやめる大きな理由のひとつは、最初に無理をしすぎて怪我やストレス、疲労、無力感を感じるからです。

いままであまり運動する習慣がなかったのに、いきなりランニング10kmや腕立て500回などのハードな運動をしても、怪我と疲労と無力感が募るだけです。

自分の現状と限界を知り、一日一歩ずつ進んでください。目標や負荷は徐々に上げていってください。

まとめ

運動を始める前に知ってほしいマインドセット

  • 「諦めない」こと

運動を習慣化するための4つの戦略

  1. いますぐ始める
  2. 高価なマシンやグッズは必要ない
  3. 他の人と一緒に始める
  4. 無理をしない

あなたが楽しめる運動を選び、少しずつ負荷を上げていってください。

あなたのフィットネスレベルが向上するにつれ、よりハードな運動ができるようになっていきます。より難易度の高い運動や負荷の高い運動に挑戦していくのも、運動の楽しみのひとつです。

決して諦めず、楽しみながら運動を習慣化していってください。