「テレビを見るとあなたの体重が増える」という見出しがLAタイムズの最近の記事に掲載されました。
テレビを見るとき、78%の人が何かを食べています。その生活が習慣となり、「テレビを見ると体重が増える」という結果になりました。
実際、あなたが好きなテレビ番組や映画、DVD、動画などを見ながらリビングでフィットネスでもやっていない限り、あなたのカロリーが消費されることはありません。
しかし、本当に問題なのはテレビやパソコン、お気に入りのMac Bookではないのです。
おやつの代わりにフィット(エクササイズ)をするライフスタイル
事実は「大画面のテレビあろうとiPadの小さな画面の前であろうと、長時間座ってなおかつ何かを口にしているなら、あなたの健康に悪影響を与える脂肪が増える」ということです。
私たち人間は「動物」です
「動く物」と書きます。
そもそも動物は、アクティブなライフスタイルを持つように設計されていました。私たちの身体は、一日のほとんどの時間を食糧を探して過ごした古代の狩猟採集民族の祖先と遺伝学をいまだに内包しています。
これは一日中活発に活動することを意図しており、私たちの生物学は高いレベルの身体活動に適応しています。
だから、現代社会の私たちのライフスタイルが問題なのです。
「一日中座っている」という行動は、本来のデザインされた方法(身体活動をたくさんする行動)に反しています。生物学的にやってはいけないことをすると、身体に良いことは起こりません。
具体的には、動かないことで体調が悪くなります
たとえば、ケガで入院した場合を想像してみましょう。
足にギブスをして2週間もベッドに寝ているだけで、足の太さは以前の半分になります。足の筋肉が使われなくなると、歩行ができなくなります。
そうすると、元の社会生活に戻るためのリハビリに4週間はかかります。
このように、人間の機能は「使わないものは退化する」のです。
テレビを見て何もしないなら、筋肉は退化します
体調不良、そして病気に進んでいく経過を見ていくと、全ての流れはこのように「運動機能の退化」の方向に進んでいきます。
逆に、健康改善、運動機能の増強という方向に向かうためには、「身体を甘やかさない」という考え方が必要ですね。
大きな画面でテレビやDVDを見ているとき、パソコンで動画を見ているときには、食事やおやつを組み合わせないでくださいね。
できれば、テレビを設置したら
- テレビの前でストレッチができるようなスペースを作る
- トレッドミル(ウォーキングマシン)を設置して歩く
- ブルブルマシンに乗りながらテレビを見る
- 家庭用のトランポリンで歩きながらテレビを見る
- 完全にフィットができるジョイントマットを敷いて、CM中に腹筋や腕立て、ストレッチをしながら見る
こういう工夫をしてみてください。
パソコンの前で一日を過ごす場合は、すべてのコミュニケーションを電話や電子メールで済まそうとするのではなく、あえて近くの同僚に直接会話をしにいくようにしてください。
オフィスの椅子をバランスボールにしたり、椅子の座面にバランスクッションを使ったりして、少しでも活動的なライフスタイルを取り入れるのは、あなたの筋肉を退化させないために非常に効果的です。