どこへ行っても「食べさせようとする誘惑」とか「食べてね圧力」があるようです。
ダイエット中に必要なのは「規律ある食生活」です。そんなことは百も承知だと思いますが、そうはさせてくれないのが現代社会です。
数年前、米国のファストフード・チェーンでは、売り上げ促進マーケティングの一環で新しいキャンペーンが始まりました。
そのキャンペーンの名は『夕食と朝食の間に食事を。』
自宅でも寝る前に夜食を食べているのですから、外食でも当然ですよね。キャンペーンは大ヒットしました。
あなたは時々、早くに夕食を食べることがあるかもしれません。夕食が早く終わって、夜出かけて友人と楽しく会話が弾むかもしれません。あるいは、夜遅くまで起きてDVDを見たりして……そして空腹になります。
そうすると、『夕食と朝食の間に食事を。』のキャンペーンに魅了されます。
このようなことを何回か繰り返すと、「軽い夜食」は「第4の食事」に変わってきます。徐々にあなたは『夕食と朝食の間に食事を。』の必要性があるように思えてきます。
これが「食べさせようとする誘惑」のひとつの例ですね。この食べさせようとする誘惑は、私たちが行くところ、どこでも待ち受けています。
今日の記事では、「食べさせようとする誘惑」に打ち勝つ方法、そして無駄食いをやめる方法についてお知らせしますね。
無駄食いを止めるための基本的戦略
食事を前にして、まずは脳みそに聞いてくださいね。
- 私は空腹か?
- これは私が本当に食べたいものか?
- これを食べたあとにどんな後悔をしそうか?
- この食べ物はどうやって作られているか?
- この食べ物は本当に安全か?
ここでのポイントは、食べるものを目の前にして「大脳新皮質(脳の論理的思考を司る部分)」を動かすことです。
要は、「食べる前に考えなさい」ということです。
スーパーの「買え買え攻撃」に負けない
買い物は誘惑のオンパレードです。
全ての食品メーカーは見たら買いたくなるように企業努力をしています。あなたを誘惑するために文字通り何千ものアイテムがあり、マーケティングされています。
あなたの衝動買いを抑制するための良い方法は、「買い物リストを作成し、それ以外は買わない」というルールに固執することです。
どうしても買いたくなったときは、「安いから買う」とか「買えるから買う」のではなく、
- 本当に必要なのか?
- これを買ったあとにどんな後悔をしそうか?
- 余ったらどうするか?
を検討してください。
余分なものは見えない場所に保管したり、小さな容器に再パッケージすることができれば、あまり問題ありません。
しかし、より多くのものを買った場合は、ほとんどはあなたが「食べて処理をする」可能性があります。それはそろそろやめましょう。
レストランでの「お得に食べる誘惑」に負けない
スーパーマーケットでの「買え買え攻撃」と同じように、レストランも価値を提供したいと考えています。簡単に言えば、売って儲けたいのです。ですから、バンバン売り込んできます。
おかわり自由や飲み放題プランはお得なように見えますが、結果的にあなたのお腹とウエストに余分な「ぜい肉」となって跳ね返ってきます。
「カタカナの甘いドリンク」を選択するよりも、水やお茶を頼んでください。
デザートメニューが出てきたら、
- 私は空腹か?
- これは私が本当に食べたいものか?
- これを食べたあとにどんな後悔をしそうか?
- この食べ物はどうやって作られているか?
- この食べ物は本当に安全か?
と自分に問いかけてくださいね。
家族、友人または同僚の「食べさせようとする誘惑」に負けない
親しい人と食事をすることは、時に感情的な負担になります。
素敵で高カロリーの「あなたのための食事」を準備してくれる家族がいます。そして「食べなさい、食べなさい」と連呼します。あなたは相手に気遣って、「食べなきゃいけない空気」を感じます。
もしあなたが勇気をもって「結構です」と言うことができないのであれば、ほんの一口を食べてお茶を濁すこともできますよ。
それでも食べ物が出てきたら、
- 私は空腹か?
- これは私が本当に食べたいものか?
- これを食べたあとにどんな後悔をしそうか?
- この食べ物はどうやって作られているか?
- この食べ物は本当に安全か?
やっぱり脳みそに聞いてみましょう。
やってみてくださいね。