汗の仕組みと機能
汗の仕組みと機能

汗の仕組みと機能

汗をかくのは体温調節のための体の機能です。

肌の表面から汗が蒸散する際に熱が取り除かれクールダウンにつながります。
汗をかかないと体温調節ができず、めまいや吐き気の原因となります。

一般的に男性は女性よりも40%多く汗をかきますが、それは体温調節が必要な体の表面積が広いためです。

発汗は疲れやストレスに対してのホルモン反応でもあり、元をたどると体を守る機能の一つです。
汗をかいたときに肌のべたつきや乾燥が起こるのは、汗に含まれる塩分、塩化化合物、カリウムが水分が蒸発した後に肌の表面に残るためです。

 

汗をかく量は人それぞれの活動レベルによって変わります。

運動の強度を上げていくと徐々に体が慣れ汗をかく量も減っていきますが、その主な理由は効率よくクールダウンすることを体が覚えるためです。

はじめは汗が水たまりのようになっていた人でも、じんわり汗をかく程度に変わっていきます。

アスリートの中にはパフォーマンスのピークで最適な体温に調節できるようにあえてたくさん汗をかく人もいます。

 

汗とうまく付き合うヒント

 

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  • 運動時にキャップはかぶらない:キャップをかぶると頭から熱が逃げにくくなります。ヘッドバンドやリストバンドを付ける。ヘッドバンドを使うと汗が目に入るのを防ぐことができます。床に置いたタオルで汗を拭くよりもリストバンドを使う方が衛生的です。
  • 髪が長い場合は結んで肌に触れないようにする。化粧は最小限に抑える。化粧と汗が混ざると毛穴がふさがれ肌荒れの原因となります。可能であれば化粧をせずに運動しましょう。
  • 運動後はすぐに汗を流す。すぐにシャワーに入れない場合はパウダーシートを持ち歩き運動後すぐに汗を拭きとれるようにしましょう。汗で少し不快な思いをしたとしても、体を動かすことには多くのメリットがあります。
  • 健康的に運動して汗をかいた姿はとても魅力的だと思います。