いつの間にか太る人
口に入れるものをすべて気に留めている人は少ないと思いますが、そうした無意識に摂っているカロリーも実は積み上がると無視できないものになります。
レコーディング・ダイエットを頑張っている人がいました。
その人はヘルシーな食事の計画を細部に至るまで守って記録していましたが、なぜか一向に体重は減りません。
その残念な話を聞いている間、私は彼が絶え間なく飴玉やガム、フリスクなどのブレスミントを食べ続けていることに気がつきました。
2つ目の袋を開け始めたとき、「毎日どれくらいの量を食べているの?」かと聞いたところ「この小さいやつのこと?正確には覚えていないけど5~6袋くらいかな」と彼女は答えました。
その”小さいやつ”は総量でなんと1日300kcal以上にまでなっていたのです。
気づかずに食べているカロリー
なぜか余計なカロリーに気づいていないこともあります。
クラブのメンバーさんが間食として食べているおやつは、おやつの範疇を超えていました。
カラダに良いプロティンバーは一つ150Kcal
おやつなのに、5個は食べます。それだけで豪華なディナー分のカロリーです。
食べたものの記録をつけている人たちは大抵少なくとも食事や間食に関してはきちんと記録をつけています。
ただ私が人に正確な記録のつけ方を教えるときは、
水を除いて口に入れるものはすべて量や大きさに関わらず書きとめるようにはっきりと伝えています。
なぜならそうしたちょっとしたカロリーも積み上がると結構な量になり得るからです。
これまでに出会った信じられない実例をいくつかご紹介しましょう。
- スーパーマーケットで配っていた試食のブリトー:100kcal
- 子供のピーナッツ&ジェリーサンドイッチを作っているときに切り落とした端切れ:75kcal
- ランチに友人のお皿からもらったフライドポテト:120kcal
- 夕食で残った少量のポテトサラダ:110kcal
- チョコチップクッキー3口分の試食:150kcal
- 子供のお皿に残ったトースト半分と半量のスパゲッティ:200kcal
- 残りものの2~3口分の焼きそば:90kcal
- 仕事が終わってから飲む3杯のワインとオレンジジュース:1200kcal(この人はカロリーを摂取している自覚はありましたが、まさか飲み物だけでになっていたことには気づいていませんでした)
- コーヒーに少し足したクリームも、同僚のデスクからくすねた飴玉も、友人と分けたポップコーンも、塵も積もれば山となります。