クラブでダイエットを始めると、すぐに体重が減る人もいれば、なかなか体重が減らない人もいます。
体重が減りやすい人の特徴は、
- すごく浮腫んでいたり、
- 健康的な食生活になじんでいたり、
- 明らかの食べすぎを、健康的な食生活に迅速に対応できた。
などの特徴があります。
また、反対になかなか痩せにくい人もいます。
どういうタイプかといえば、
- 病気がちだったり、
- 薬をたくさん飲んだ時期が長かったり、
- 食生活がひどくて、筋肉不足になっている。
などです。
ダイエットし始めると、体重だけにフォーカスする人がいます。
「体重が減らない、痩せない、ダイエットできない」と
ずーと、言い続けながら、ダイエットしている方もいます。
今日は、ダイエットの最も大切なポイントのマインドセットをお伝えしますね。
あなたの体重は、脂肪と筋肉量がどのくらいのバランスであるのか?
ということに関係しています。
体重計の数字に悩まされるのではなく、まずはダイエットのメカニズムを理解してみましょう。
先日、ダイエットを始めたばかりの女性(普通の方です)が、同じくらいの身長のアスリート(サマンサさん)の体重について聞いてきました。
「サマンサさんは身長が156cm 体重は61キロです。」と答えました。
普通の彼女の反応は「うわー、意外に重いんですね。」でした。
ダイエットを理解するためには、詳しい説明が必要な場面でした。
私は『筋肉は「鉄」のように細くて重いです。同じ重さの脂肪は「綿」のようにふっくら膨らんで見えますよ。』とお伝えしました。
ですから、156cm 61キロの普通の人は「ふっくらポッチャリ系」に見えます。
元シドニー・オリンピックのメダリストで、現在も運動を続けている
サマンサさんのようなアスリート体形でしたら、体重は61キロあっても、すごくかっこいいです。
- 体組成計で測定すると、
- 体脂肪率は普通より低く、
- 骨格筋率は普通より高い
という状態ですね。
体組成のメカニズムは理解できても、人間は感情的側面もあります。
だから、体重計での数字が少ないほどウキウキします。
ダイエッターなら「やっぱり、体重はグングン減るほうがいい!」と思うのもわかります。
テレビやマスコミの影響で、「体重が減ることが良い」と私たちに思わせられている面もあります。
これは、「体重は少ないほうが良い」という誤解を生んでいます。
世間一般では、
女性は体重計での数字が低いほど、より幸せに感じる傾向があります。
一方、男性は体重にはあまり関心はなく、スリムになることにもあまり興味はありません。
男性のほとんどは「ベルトの穴が少しずれた」かどうかでダイエットを判断しています。
そのくらい低い興味レベルですね。
体重は単なる数字であり、実のところ、それだけではあまり意味がありません。
では何が重要なのか?
筋肉量を増やすことは非常に有益です。
あなたの最適な「筋肉量比」になることは、単に「痩せる細るだけ」ではなく完璧な体調を維持できるカラダを作り上げる可能性が高いことを意味します。
多くの人にとって、ダイエットの本来の目的は、
- やせた結果、健康で気分が良いと感じること。
- いつでも運動ができるカラダでいること。
- 体重計にのっても自己嫌悪に陥らないこと。
- 体重や体調、見た目で「負い目」を感じないこと。
- 健康で活発なライフスタイルを手に入れること。
この目的を達成する為には、それはあなたの体を知ること、そしてあなた自身の体を学ぶためには積極的なアプローチが重要です。
短期的な減量だけを目的にせず、長期的なライフスタイルの変更を行う事が重要です。
健康な体組成を維持するためには、ライフスタイル全体に焦点を当てる必要があります。
これには、
- バランスの取れた栄養、
- 定期的な身体活動(持久力、強さ、柔軟性)、
- ストレス管理が含まれます。
あなたの健康目標を選択するときは、3つすべてを念頭に置いてください。
- 運動だけで、健康になるわけではありません。
- 食生活のレベルも運動レベルとともに上げていかなくてはなりません。
- ストレス耐性を上げる必要もあります。
その為には、あなたの人生のバランスをとるための時間を見つけてくださいね。
追伸:
一番大切なマインドセットは「ライフスタイルを変えること」です。